タイル工の仕事
タイル工(タイル技能士)とはどんな仕事?
建物の壁・床等にタイルを張付け、表面仕上げをします。
タイルを張る下地を清掃し、タイル張りの位置を示す墨を出し、水糸を張って基準を決めてから割付図に従って、タイルの割付けを行います。
下地面にタイルを所定の位置に目地幅通りに張り付けます。
タイルの張付けは、コテの柄などでタイルを密着させて表面を揃え、目地部の余分なモルタルをかき落とします。
モルタルがある程度硬化した時期を見計らって、目地詰めを行い、表面を水洗いなどで清掃します。
人材不足の問題
建設業就労者は全就労者人数6781万人(2025年)に対し、477万人で全体の7%となっております。
そのうち技能者は約300万人という状況です。
人材の高齢化も進んでいます。しかし、建設工事がなくなっていくということはなく、
ビルの大規模修繕も定期的に発生するため、タイル職人の需要も高まっています。技術によって、高収入も考えられます。
就業するには
入職にあたって、特に学歴や資格は必要とされません。
学校卒業後、すぐタイル工事店に就職し、熟練技能者のもとで見習いから始めて、次第に高度な仕事を覚えていくケースが多い。
一人前のタイル工になるには、ある程度時間がかかります。
厚生労働省の定める技能検定の「タイル張り技能士」があり、資格を取得すると技術力の証明となります。
労働条件の特徴
働く場所は、ビル・マンション・店舗・住宅などの建築現場となります。
3名から4名のチームを組んで各々の現場を施工していきます。